来歴〜後編・柔術との出会い〜

大学の第二外国語として勉強していたこともあって、僕は中国の天津市で一年間の留学を決意し、そこで以前から気になっていた総合格闘技を始めることにしました。

渡航前にいろいろ調べ、市の中心にあるK-1Clubという道場に入ることを決めました(日本の格闘技団体のそれとは恐らく無関係)。そこではボクシング、ムエタイ、ブラジリアン柔術のクラスがあり、天津TOP−TEAMというプロ団体もあってそれなりに大きなジムでした。

中国での格闘技ライフに胸を弾ませ現地に着いたものの、キャンパスが辺鄙な場所に位置していたため、自転車で一時間もかかることが判明。それでも他にやりたい事がないので毎日通うことにしました。

最初の一ヶ月はムエタイに励んでいたのですが、せっかくだし柔術のクラスにも騙されたと思って参加してみるのもアリだと思い、道着がなかったのでノーギ(道着を着用せずにラッシュガード等の軽装で行う)のクラスに出てみました。
そこで僕は衝撃的な経験をします。

「何もできない・・・!?」

もちろん初めて空手やムエタイのスパーリングをやったときもボコボコにされましたが、それでもがむしゃらにパンチやキックを出すことはできました。

しかし柔術のスパーでは自分が操り人形になってしまったが如く体が言うことをきかず、押さえ込まれた時は手足を貼り付けにされたみたいに全く動けませんでした。もちろん三角や十字は取られ放題です。

そこまでやられて嫌にならないのか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。実際半年続けばいい方で、初日で辞めてしまう人も結構いました。

しかし僕は逆に柔術に対する興味が湧いてきました。
世界が開けた気がしたのです。



それからと言うもの、柔術の歴史や現状、MMAとの関連を調べていくなかで、更に柔術が面白くなっていきました。




特に、
①MMAの源流になったこと、即ち総合格闘技を除けば最強だと言っても過言はないこと。
②しっかりとした理論体系があり、かつ実戦でも通用するということ。
③ガチめにスパーしても外傷がほとんどないこと。

この三点は柔術の最たる魅力だと思います。
以上、自己紹介でした。

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